日進市 部分断裂や瘢痕化
2017-07-02
【アキレス腱炎ってどんな症状?どんな病気?】
使いすぎやオーバーユース症候群の一つで、スポーツ障害の中でも頻繁に発生します。
アキレス腱に対する繰り返しの負担が、部分断裂や瘢痕化(はんこんか)などの傷跡を生じさせるなど、アキレス腱を変性させます。
また、アキレス腱は、パラテノンというとても薄く繊細な膜で覆われていますが、この部分が炎症を起こすとアキレス腱周辺炎となり、痛みを発生。
アキレス腱炎では、部分断裂と炎症の両方を発症することも多く、レントゲン等の検査でそれを特定するのが難しいのが現状です。
アキレス腱炎の主な原因は、加齢に伴うアキレス腱の変性で、中高年以降の方に多くみられます。
特に、中高年以降、健康のためという理由からジョギングやランニング、テニスなどを始めたと同時に、アキレス腱炎になることもあります。
弱くなっているアキレス腱に急にスタートさせた運動と、筋肉が運動に適した状態ではないこと、また運動量が筋肉量をオーバーしているなどの要因がアキレス腱炎を引き起こす要因として考えられます。
そのほかにも、走る環境が今履いているシューズでは対応できず、衝撃が足に負担をかけている、また偏平足等が原因となっているなどの要因もあります。
【アキレス腱炎の症状は?】
最も多いのが、かかとへの付着部分から上にかけての痛みです。
特に、運動した後、また朝起きた時の歩き始めの一歩目に強く痛みを感じることが多いのですが、症状が進行すると安静時でも強い痛みを感じるようになります。
また、足の関節を背屈(かかとをつけてつま先を持つ上げる動作)などで、痛みが増強します。
そのまま放置すると、症状は悪化し、アキレス腱にぎしぎしときしむような音が聞こえることもあります。
【アキレス腱炎と判断するのは?治療法は?】
運動時、アキレス腱周辺に痛みを感じたら、まずは、病院で詳しく検査してもらいましょう。
ただし、レントゲン検査で異常が見つけられないことが多いのが一般的。
その周辺が石灰沈着している場合は、アキレス腱炎と特定することもできますが、レントゲンでは不十分なので、より詳しく調べるためにもMRI検査がお勧め。
その他、超音波検査等も腱のふくらみを発見しやすく、変性の程度などもわかります。
治療については、原則保存療法がおこなわれます。
運動はもちろん控えなければいけませんし、湿布や固定具などで、局所の安静を図ります。
その他、かかとを持ち上げるなどのシューズで痛みが軽減することもありますので、少しヒールのある靴を選ぶのもいいでしょう。
回復を早めるため、整体や整骨院の施術も有効ですので、病院の治療と合わせてご検討ください。
【整体、整骨院での治療について】
整体や整骨院では、アキレス腱に対する丁寧なマッサージなどを取り入れた施術で、筋肉や筋膜など関連する組織の柔軟性を高め、各関節の可動域をスムーズにすることで、アキレス腱にかかる負担を軽減する施術を実施。
また体のゆがみを取り除き、足にかかるバランスを整えることでアキレス腱炎の予防にも努めます。
整体や整骨院では、痛みを感じる場所だけを治療するのではなく、それぞれに関係する箇所全体を見て、施術を進めるので、トータル的な回復が期待できます。
病院の治療だけでは不安、1日でも早く元通りの体を取り戻したい、再発を防ぎたい、という場合は、お近くのスポーツ障害に対応する整体、整骨院で相談してみてください。
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