日進市 脊椎分離症・分離症
2017-08-28
脊椎分離症とは、腰椎に多く見られる疾患です。
【脊椎とは】
脊椎は、頭がい骨の真下から尾骨にいたるまでの背骨のことで、20個から30個ほどの小さな骨が積み木にように連なって構成され、頚椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨と5つのブロックに分かれています。
さらに脊椎は、前部に椎体、後部に椎弓、棘突起で構成され、それらの間に脊髄、馬尾といった神経が通る脊柱管があります。
椎体と椎体の間にはクッションの役割りを担う椎間板が挟まり、これらの骨が上下に連なっています。
脊椎は、腰に通る神経を保護したり、上半身を支え運動をサポートしたり、内臓を保護するなどの働きがあります。
【脊椎分離症・分離症とは】
椎観関節の骨が分離する事を脊椎分離症といいます。
腰の曲げ伸ばしやひねり、などの運動を過度に行なうことが主な要因です。
骨の成熟が不完全な思春期、少年期のオーバーワーク等で腰に負担をかけると脊椎分離症が起こりやすくなります。
【すべり症と分離症の違いは?】
骨が分離する症状とは違い、すべり症とは文字通り、骨が前後いずかに滑る(ズレる)事をいいます。
すべり症は、分離に伴って発生する事が多いのですが、分離を伴わない変形性すべり症もあります。
【脊椎分離症の主な症状は?】
脊椎分離症は、自覚症状が出ないケースもあります。
ただ、長時間の立ち仕事やデスクワーク、腰をそらす、曲げる、横になるなどの動作で、腰に負担をかけると痛みを訴える事もあります。
これは、分離している骨の痛みで、しびれや筋肉の痛みなどはほとんどありません。
ただ、すべり症になると脊柱管狭窄で神経を圧迫するため、痛みやしびれ、歩行障害や排尿、排泄障害等も起こります。
【脊椎分離症の治療法は?】
ほとんどの場合、保存療法を第一に考えます。
そのため、まずは、安静と装具による固定を実施。
痛みがひどい場合は、鎮痛剤などを用いての治療も行なわれます。
整体や整骨院では、薬を使用せず手技による施術で痛みを緩和する事もできますので、お薬の副作用が心配な方は、整体や整骨院にご相談ください。
ただ、保存療法でなかなか改善せず、症状が続く場合は、手術という選択を進められる事もありますが、その場合も整体や整骨院で相談することで、手術を回避できることもあります。
どちらの方法が最適なのか、検討の上、ご利用ください。
【脊椎分離症の予防、対策は?】
脊椎分離症を予防するには、腰椎周辺のインナーマッスルを鍛えるのが効果的。
おススメの方法を一つ紹介します。
まず、仰向けになります。
ひざを90度に立て、足は肩幅よりやや広め開きます。
太ももに手をおいて、そのままゆっくり上体を起こします。
腰周辺の筋肉、腹筋が動くのを意識しましょう。
無理をせず、ゆっくり起き上がれるところまで上体を起こしたら、10秒キープして元の位置に戻します。
この動作を繰り返し10回の2セット、1日2回行ないましょう。
これにより腰周りの筋肉を強化し、脊椎分離症を予防できます。
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