日進市 オスグッド・シュラッター病の本当の原因
2018-07-24
オスグッド・シュラッター病の本当の原因を理解する
膝のお皿の膝蓋骨を介して大腿四頭筋という筋肉は脛骨粗面についています。
ただ、この部分は成長期では未熟な状態にあって、強い引っ張りの力が大腿四頭筋からかかると炎症を起こしたり、酷くなると成長軟骨部分が剥がれたりしてしまうことがあります。
このように、成長段階にある成長軟骨が障害を受ける疾患のこと骨端症と言って、成長期の小学校高学年から中学生にみられる脛骨粗面の骨端症をオスグッド・シュラッター病と呼びます。
サッカーなど膝を伸ばす動作・繰り返しのジャンプ動作・激しく走る動作など、オーバユースにより発症すると考えられています。
ただ、同じ練習をしているのに発症する子供と、発症しない子供がいますし、ただの成長痛だから、成長痛だから仕方ないなどと考えてしまう保護者やスポーツ指導者は少なくありません。
しかし、成長痛ではなくて体の使い方と姿勢によるストレスの増大からくる病態で、それがまだ脆弱な骨の部分を引っ張ってしまうから生じる障害です。
子供の側にいる大人が正確な知識をもって適切に対応してあげることが最も大切で、特に発生する原因について知っておく必要があります。
オスグッド・シュラッター病の一般的な原因としては、オーバユース・骨と筋の成長速度の差・大腿四頭筋柔軟性の低下・力学的に弱い脛骨骨端線などが考えられます。
成長期では、骨の長径成長の速度に対して、骨に付着している筋肉の成長スピードは少し遅く、それにより筋肉は必要以上に引っ張られて、それが抵抗性となり筋の緊張が高くなります。
また、踵がお尻にくっつかない、無理矢理に付けようとすると股関節が曲がってお尻が浮いてくるといった大腿四頭筋が硬く柔軟性の低下も見られます。
この大腿四頭筋の硬さは膝下の脛骨粗面に対する牽引力を大きくしてしまうことになるのです。
これらをまとめると、構造的に脆弱な部分にオーバユースで牽引ストレスを強くかけてしまうことが発症する原因となります。
しかし、先程も触れましたがチームで同じ練習をしていても、発症する子供と発症しない子供がいます。
同じ練習をしているのなら全員が発症しても不思議ではないのになぜなのかというと、根本的な原因が一般的に考えられる原因と違うからです。
また大腿四頭筋の硬さが原因と考えられていますが、その筋肉の硬さは姿勢や体の使い方の問題が大きく影響していることなのです。
つまり、体の正しい使い方ができていないために、そこの部分に負担が集まって筋肉も過剰に緊張して、結果的に脛骨粗面の骨端軟骨部分を強く牽引して炎症が起こっているのです。
このように体の正しい使い方ができない要因は、股関節の柔軟性低下・足関節の柔軟性低下・姿勢が悪い・ももの裏の筋力低下が考えられます。
ですから、オスグッド・シュラッター病の本当の原因は一般的に言われている原因ではなくて、この4つの要因と言えるので、これらを改善する対処をしていかなくては治らないのです。
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