日進市 ジャンパー膝の好発部位
2018-07-10
大腿四頭筋だけがジャンパー膝を引き起こす原因ではない
ジャンプ動作などの繰り返しで発生する膝蓋靭帯炎や大腿四頭筋腱付着部炎のことを、俗にジャンパー膝と言います。
男性に多く見られる症状で、膝のお皿の膝蓋骨とすねの骨の脛骨をつなぐ膝蓋靱帯に強い負荷がかかって発生します。
一方女性に多くみられるのは膝蓋軟骨軟化症で、これはオーバーワークや膝が内側に倒れこむ走り方が原因です。
それにより膝蓋骨が外側にズレて膝蓋骨の内側の軟骨に栄養が行きわたらなくなりますし、それが繰り返されることで軟骨に亀裂を生じたり、傷害を起こしたりして痛みを生じます。
ジャンパー膝は、その名称からも分かるように、バレーボールやバスケットボールなどでジャンプや着地動作を頻繁に行うスポーツで起こります。
また、サッカーのキック動作やダッシュなどの走る動作を繰り返しするスポーツに多くみられるオーバーユースに起因する膝のスポーツ障害と言えます。
10~20歳の年齢によく見られる症状で、先にも触れましたが骨の成長が一段落する高校生以降の男性に多く見られます。
それから背の高い人にも多く見られるのですが、これは成長期において筋肉の成長が骨の成長に追いつかなくて、筋肉は硬く腱も伸ばされた状態になり、膝の柔軟性が落ちることで衝撃の吸収力が低下するからです。
ジャンパー膝の好発部位は、大腿四頭筋腱の膝蓋骨付着部・膝蓋腱の膝蓋骨付着部・膝蓋腱の脛骨粗面付着部の3つがあります。
この中でも最も多くみられるのが膝蓋腱の膝蓋骨付着部の炎症といわれています。
症状は緩徐に進行することが多くて慢性的に経過するので、発生時期が不明瞭で段々痛くなってきたと訴えるケースが多いのです。
その為、治療に難渋してスポーツへの復帰に長時間かかってしまうことも多いのが現状です。
最初はスポーツ活動における痛みですが、酷くなるとスポーツパフォーマンスが低下してしまいますし、日常生活でも歩行や階段昇降が困難になります。
従来は、太ももの前の筋肉の大腿四頭筋が硬く、伸びが悪いことが主な原因として考えられていたので、治療としては大腿四頭筋を緩めたり、ストレッチをしたりすることを奨励することが多かったです。
ただ最近の考えは少しずつ変化していて、大腿四頭筋に柔軟性がある人でも発症することが多くて、大腿四頭筋の伸びが悪いだけが原因ではないと考えられてきているのです。
痛みを引き起こすジャンプやスクワットなどの動作は、膝の屈伸だけではなくて股関節や足関節も協調して曲がっていく動きになるので、どの動きが原因で膝に痛みが出ているかを見極める必要があるのです。
特に、骨盤の後傾・膝の内反は外反・足関節の固さ・偏平足の有無などが関係していると言われているので、それらを細かくチェックして適切な治療をする必要があるのです。
病院での治療も良いのですが、このように全身の状態を見極めて治療をする必要もあるので、その点を考えると整体院や整骨院での施術も治療の選択肢とて考えるのもおすすめです。
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