日進市 手首親指側の狭窄性腱鞘炎
2018-08-23
ドゥケルバンに対する西洋医学と東洋医学の考え
手の使い過ぎなど様々な原因で手指特に手首の親指側に痛みを感じる疾患がドゥケルバン病で、手首親指側(長母指外転筋腱・短母指伸筋腱)の狭窄性腱鞘炎です。
親指を広げると手首の親指側の部分に腱が張って皮下に2本の線が浮かび上がります。
親指側の線が短母指伸筋腱といって親指の第2関節を伸ばす働きをする腱のひとつで、もうひとつが手首の背側にある長母指外転筋腱で、主に親指を広げる働きをする腱のひとつです。
指を伸ばすこれらの腱が通るトンネルのような腱鞘というのがあって、無色透明で粘着性のある滑液という物質が入っていて、腱の動きをスムーズにさせる働きがあります。
この腱鞘の部分が使い過ぎなどの何らかの原因によって、炎症を起こしたり肥厚したりすることで、腱が腱鞘内をスムーズに通過できなくなった状態です。
主な症状としては、手指特に親指を使用する動作をした時に、手首の親指側の痛みや手関節親指側の腫れ・圧痛などがあります。
また、手指の痺れを感じる場合もあって、この時は手根管症候群を併発している可能性が考えられます。
それから、親指にしびれを感じたり親指の動きが悪くなったりする場合もあります。
病院などの西洋医学では、発症する一番多い原因は先にも触れましたが手を酷使する職業で、親指の使い過ぎにより炎症を引き起こすこと考えられています。
また、ガングリオンなどの良性の腫瘍を生じることで、腱が圧迫されて起こる場合もあります。
それから、中年以降の女性や妊娠後期・出産直後の女性などに多く見られる傾向があるので、筋力低下で腱にかかる負担の増大していることも原因になると考えられています。
また女性ホルモンバランスの変化でむくみなどが生じることで腱が圧迫されて発症するとも考えられているのです。
このような原因で生じると考えられていることから、病院での一般的な治療としては手首の安静を基本として、手関節を中間位に固定する装具を使用します。
また、消炎鎮痛剤・ビタミン剤などの飲み薬や、湿布薬などの薬を用いた薬物療法などが行われます。
ただしガングリオンなどが圧迫して症状を発症しているケースや、先に触れた保存療法の効果がみられない場合は手術療法が実施される場合もあります。
一方東洋医学においては、手首の使い過ぎなどで手首親指側が損傷を受けて、手首付近の気血の流れがスムーズにいかず気血が滞って痛みやしびれの原因になっていると考えられています。
その為、治療として気血が滞っている部分を施術により解消して促すようにしますし、単に手首だけの部分的な治療ではなく全身の調整治療も行っていきます。
その結果、手首の症状はもちろんのこと全身の施術効果も期待することができます。
実は、長時間のパソコン作業などによって自律神経の乱れを伴っている方も少なくないのです。
ですから、病院での治療と共に東洋医学を基に施術をする治療院での治療も、ひとつの選択肢として検討して見るのも良いです。
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