日進市 モートン病の発症
2017-03-25
中年以降の女性に多くみられるモートン病
足の裏に痛みやしびれなどが生じる病気のひとつにモートン病というのがあって、発症する人の9割が女性で特に中年以降の女性に多くみられます。
主な症状としては、足裏の足指の間に起こる痛みやしびれ・知覚障害・腫れです。
通常は中指とくすり指の間や人差し指と中指の間に症状が起こりますが、他の指の間でも起こるので症状が発生している部位だけで判断できません。
痛みは靭帯が圧迫されたことで神経に腫瘍ができているためで、電気が走ったような痛みや焼けるような灼熱痛など激しい痛みを感じます。
しびれは足指の付け根から指先にかけて、ピリピリ・ビリビリ・チクチクなど様々な感じ方があります。
腫れは神経腫ができた部分にみられることがあります。
発症する原因の1つ目は靴で、かかとが高いハイヒールなどきつい靴を履くと足の神経が圧迫されて、その部位近くの神経に神経腫ができて痛みを起こします。
2つ目は衝撃で、歩行などによる地面からの衝撃を吸収できない靴を履いていると、その衝撃が繰り返されて発症してしまいます。
3つ目は足の変形で、横幅が広くて潰れているような形になっている開帳足は、足の神経を圧迫してしまいやすくしびれや痛みが起こるのです。
4つ目は炎症で、炎症で周辺が腫れると神経が圧迫されて発症するケースもあります。
モートン病を病院で治療する際の治療方法には保存的療法と手術療法の2つがあります。
具体的な保存的療法としては、局所の安静につながるように、靴の正しい選び方や足に衝撃がかからないような姿勢・歩き方などの指導があります。
また足底板という靴の中敷きを使用して足指の骨に圧力がかからないようにする足底挿板が行われます。
それから足指の関節を曲げ伸ばして循環を促進するためや、筋力低下を防いで足の形を正常に保つために運動療法が行われます。
症状を軽減するのにステロイドの注入が有効とされているため、ステロイド注射をすることもあります。
このような保存的療法で効果が得られない場合には、手術療法を検討することになります。
手術の方法としては、神経を圧迫している靭帯を切り離して神経周囲を剥離する神経剥離と、大きく硬く成長した神経種を摘出する神経腫摘出の2つが主なものとしてあります。
モートン病は運動機能自体に障害が起きるわけではなくて、知覚神経が障害されている病気ですが、何の治療もしないで放置しておくと痛みやしびれが長期にわたって続いてしまいます。
その為、何らかの症状を感じて疑いがある場合には、できる限り早めに病院を受診する必要があります。
ただ、どのような保存的療法を実施するのか、また手術を行う必要があるかは患者の状態を医師が判断することになります。
また、保存的療法として病院以外に整体や整骨院などの治療院で施術を受ける場合は、医師に相談して指導を受けて行うように心がけることも大切です。
勝手な判断で自己流の方法を行うことで症状が悪化する可能性も考えられるので、この点は十分に注意する必要があります。
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