日進市 側弯症の子供
2018-02-28
側弯症に関する様々な疑問や質問
子供に発症することが多い疾患のため、両親としては側弯症についての様々な質問・疑問があります。
そのひとつは、どのようなタイプがあるのか、また圧倒的に多いタイプの特発性とどのように違うのかということです。
まず特発性というのは、多くの症例における発生原因が未だにしっかりとは分かっていませんが、家族内発症の傾向があると言われています。
幼児と小児に発症するのですが、ほとんどは10歳から成長が終了するまでの間に起こりますし、これといった予防するための手段や方法はありません。
先天性とは生まれた時に存在する状態を意味するもので、出生前の脊椎形成時期にすでに生じています。
椎体の一部が完全に形成されないか、適切に分節化しなかったことにより発症するものです。
この先天性タイプでは心臓や腎臓の問題、またその他の病的状態を合併している可能性が少なくありません。
神経筋原性というのは、神経と筋肉に影響を与える病態が脊柱に発症することで起こるもので、主な原因は筋肉のアンバランスや弱さにあります。
この神経筋原性には、脳性麻痺・筋ジストロフィー・脊髄損傷などが含まれます。
このようにいくつかの種類があって、それぞれで違いがあるのです。
次に疑問になるのは、思春期に発症するものはどの程度深刻な状態なのかということです。
思春期に発生するものは生命を脅かす疾患ではなくて、ほとんどの彎曲については深刻な問題にはならないのですが、彎曲が大きいと成長に影響を及ぼしますこともあります。
また彎曲が大きくなると心臓や肺といった臓器に病的状態を引き起こす可能性がありますし、非常に厳しい弯曲になると、稀なことですが神経根や脊髄を圧迫して麻痺を生じさせる可能性があるのです。
ただ適切な治療を実施することで、このような厳しい状態に進行することを防ぐことはできます。
背中の痛みを引き起こすのかといったことも疑問になりますが、通常は背中の痛みの原因になることはありません。
ただ、大きな弯曲では不快感の原因につながることは考えられます。
しかし、背中の痛みが酷い場合や手足の力が入りにくい場合、しびれが生じている場合などは医師に相談する必要があります。
背骨の弯曲は自然に矯正されるのかということも疑問となります。
特発性側弯症の弯曲は治療を必要としない程度のわずかな湾曲ということが多いのです。
その為、多くの子供は通常の生活を送り成長していくのですが、その小さな弯曲が自然矯正されることは基本的にありません。
側弯症の子供は普通の生活を送ることができるのか、また運動やスポーツに参加することは問題はないのかといった質問があります。
手術を必要としない軽度から中度の側弯症がある場合でも、発症していない人と同じ活動やスポーツに参加することができて、特別な活動の制限はほとんどないです。
また治療で手術を受けた人も手術をしていない人と同じスポーツを行うことができます。
ただ、新たな活動を開始する前には、特に制限があるかどうかを医師に確認することをおすすめします。
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